千葉県・DT様/レコーディングスタジオ

ムスタで以前施工を行ったお客様からのご紹介でご依頼をいただきました。
今回の施主様は新築住宅の計画に合わせて、ご自宅にプライベートスタジオを設けたいというご希望をお持ちでした。
モニタースピーカーの音がしっかりと吸音されること、そしてアコースティックギター演奏時には自然な響きが感じられるよう、一部に響きのあるスペースを設けたいとのご希望がありました。
また、ドラムは時間帯を選んで演奏されるとのことでしたが、モニタースピーカーについては時間を気にせず使える環境にしたいというご要望もあり、防音性能と音響バランスの両立が求められる計画となりました。

設計のポイント①|用途に合わせた音響設計
外部に対する防音性能はD-65を確保し、時間を気にせずモニタースピーカーを使用できる環境を実現しました。室内は全体的にデッド気味(響きを抑えた音響)に設計しつつ、一部には反射性のあるエリアを設け、楽器の響きを活かした演奏にも対応できるように工夫。用途に応じて音の響きを選べる、バランスの取れた音響空間となりました。


設計のポイント②|スタジオらしさを超えた意匠性
内装には、斜め張りの壁面やヘリンボーンの床仕上げ、メタリック塗装などを採用。一般的なスタジオ空間とは異なり、個性と質感を兼ね備えたデザインを目指しました。音楽だけでなく、空間としての美しさや居心地の良さにもこだわった設計です。


お客様の声
個人での音楽活動はもちろん、友人を招いて複数人でのセッションにも活用しており、とても満足しています。また、仕事柄リモートワークの機会も多いため、スタジオは仕事用の集中スペースとしても重宝しています。
音楽と仕事、どちらのシーンでも快適に過ごせており、「スタジオを造って本当によかった」と感じています。