東京都・MG様/ピアノ室

ピアニストとしてご活躍されているお施主様より、新居となる集合住宅の一室に防音室を設けたいとのご相談をいただきました。
お引越し前のタイミングに合わせて施工を実施しています。
ご要望としては、ご自身のピアノ演奏だけでなく、バイオリニストとのアンサンブルにも対応できる空間、さらに作曲・編曲などの制作作業にも集中できる環境を希望されていました。
音響面では、「自然な響き」を大切にしつつ、過度な響きは避けたいという明確な音のイメージをお持ちでした。


設計のポイント①
バイオリニストとの演奏にも配慮し、天井高をできるだけ確保。あわせて、無垢のフローリングと漆喰仕上げにより、響きの質にもこだわりました。
設計のポイント②
過度な響きを抑えるために吸音天井や音響拡散体を部分的に配置し、ピアノ搬入用の壁面ハッチも音響拡散体の設置位置と重ねることで、意匠的な配慮も行いました。